Koji Yamanaka

最近よく目にするようになった、自動車に関する専門用語といえば皆さん何を思い浮かべるでしょうか。

 

スバルの「アイサイト」に代表される、カメラやレーダーを用いた衝突被害軽減自動ブレーキや前走車追随型オートクルーズなどの機能群にはまだぴったりの名称が無く、あえて呼称するなら「プリクラッシュセーフティシステム」と言えばいいでしょうか。

 

さらに今後日本でも増えてきそうな新しい専門用語があります。それは「テレマティクス」。

 

「テレマティクス(Telematics) 」とは、テレコミュニケーション(Telecommunication 通信)とインフォマティクス(Informatics 情報工学)から作られた造語で、移動体すなわちクルマに携帯電話などの移動体通信システムを利用してサービスを提供することの総称のこと。

 

概念自体はかなり昔から提示されていましたが、携帯電話の通信ネットワークの普及と通信速度&費用面での改善から普及が徐々に進みつつあります。

 

例えば、トラックやタクシーなどの輸送用車両と通信し、車両位置や運行を管理する仕組み。

 

他には、「故障診断をリモートで行う」「事故の際の緊急通報をサポートする」「愛車盗難時に愛車位置を探したりエンジンが始動できなくする」「愛車位置に合わせたコールセンターによるナビゲーション設定、施設予約」などが高級ブランド車に既に導入されています。

 

大衆車に乗っている自分には関係ない話・・・と思いきや、実はフツーのクルマにも身近な「テレマティクス」がすでに登場していました。

 

「やさしい運転キャッシュバック型自動車保険」
http://www.sonysonpo.co.jp/auto/cashback/

 

 

一般的には「テレマティクス保険」と呼ばれる自動車保険です。欧米ではかなり導入が進んでいましたが、日本でもソニー損保が今年2月に発表、導入されました。

 

仕組みは簡単です。愛車にクルマの動きを記録する機器を取り付け、急加速や急ブレーキといった運転操作の荒っぽさを記録します。

 

その記録結果を元に、安全運転を行っているドライバー(=事故を起こしにくい)の保険料を安く、そうでないドライバーの保険料は高くしよう、という考え方が導入されています。

 

ソニー損保が提供するテレマティクス保険は、設置した機器と保険会社との間での通信が行われず、ドライバーによる申告操作が必要です。そのため、厳密にはテレマティクスとは言えませんが、将来的には通信と融合させたリアルタイム計測も可能になるのではないでしょうか。

 

また、すでにカーナビゲーションシステムやドライブレコーダーのように、クルマの挙動や位置情報を記録する機械の普及率はかなり高くなっています。あとはこれら機器にテレマティクスとして必要な機能(通信、送受信、記録など)を付加すれば、案外簡単にテレマティクス機器への変わります。

 

今は個人情報保護の観点でどのメーカーも普及には足踏み状態のようですが、経済的メリットや事故に関するより正確な記録の収集、そしてなにより安全運転するドライバー増加への効果を考えれば、今後普及していくことが望ましいのではないでしょうか。

 

また、そうした記録が車自体にも残るようになれば、中古車取引の面でも信頼性が高まります。

 

というわけで、私もソニー損保の30日間無料トライアルに応募してみました。

どのような評価結果が出るのかは、本ブログでも報告していきたいと思います!

K.Yamanaka

 
 
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