輸入車戦国時代
2014年7月23日 公開
自動車業界トピックス
輸入車市場は高い成長を続けているとはいえ、国内マーケットシェアはわずかに8.6%(2013年、軽自動車除く、JAIA調べ)に過ぎません。 さらに販売台数を増やすには、 ・車種バリエーションを増やし、より広い顧客層にアプローチする ・販売店を増やす ・ブランドに対する認知、親近感のすそ野を広げる といった施策を強力に推し進めていく必要があると思われます。 本来、成熟した自動車市場においては、2~3割は最低でも輸入車が占めるものだと言われています。となれば、日本市場ではまだまだ潜在的にシェアを伸ばすことが可能なはず。 販売好調なドイツ勢は、豊富な資金力でさらなるシェア拡大を狙った取り組みを増やしてきそうです。 一方、フランスやイギリス、ドイツ、スウェーデンといった、資金力に劣るブランドは如何にしてこの戦いに挑めばいいのか。 たとえるなら、今回ご紹介した施設はいわば「ディズニーランド」のようなもの。しかし、全ての人たちがディズニーランドだけに毎月毎月行くことはありません。 確かに熱心なファンやリピーター獲得という強みがディズニーランドにはありませんが、言い換えればそういった人たち無しでは、巨大な施設は維持し続けることすら困難なものとなります。 もっと気軽に、手軽に、お金もかけずにそこそこの楽しみを得られる体験とはいったいどういうものなのか・・・。 その辺りに、非ドイツブランドの戦略戦術が見いだせるのではないかと考えています。
Koji Yamanaka